2010 ＳＬ瑞浪シリーズ　第８戦　レポート

ＳＳクラス

２０１０．１０．１７　in　瑞浪レイクウェイ

天気　晴れ　　気温　２２℃～２６℃　　湿度  　　６０→４８％　　路面状況　ドライ　　　２３℃～２９℃　

タイムトライアル１周／予選ヒート８周／決勝ヒート１２周

瑞浪第８戦(ＳＳクラス７戦目)のレポートをお伝えします。

＜土曜日＞

瑞浪を走るのは、久しぶりなので走りを確認しました。瑞浪の走りはすぐに思い出して、攻めに行きます。ですが、どうしてもリアがどんどん出て行くオーバーステアが出ました。明らかにフロントが入りすぎて、リアが振り回される感じでした。まず、走りでカバー出来ないかと思い、直線的にコーナーに入り、中で小さく回り出口に向かって立ち上がる、という走りをしました。これで少しタイムを上げましたが、まだとても納得のタイムは出なかったので、セッティングを変更しました。

まず、フロントのスタビを外してフロントの入りをもっと滑らかにします。その後リアのハブをショートタイプのものにすることで、リアの剛性も少し落としてバランスをとりました。これでだいぶマシンの動きもよくなったので良かったです。

最終的には、自分たちの中でマシンは問題ないので翌日のレースは、走りをもっと工夫したりするだけでした。

＜日曜日＞

(　公式練習　)　ドライ

キャブレターセットの確認とシャシーセットの確認をしました。

ですが、まだタイムが伸び悩みました。７分間攻め続けましたが気持ちのいいタイムが出ません。９番手タイムでした。それで、セッションの後お父さんと相談してセットを変更しました。少し変えるだけでは良くなることは期待できないと思い、シャフトをやわらかいものにしました。

(　タイムトライアル／１周計測　)　ドライ　　結果　２位

１周アタックでした。大きなセット変更に、対応しきれずミスが多かったですが、結果は２位でした。まだ自分がセッティングにアジャスト出来ずに攻めきれませんでしたが、２番手なので、予選ヒートに自信を持てました。

(　予選ヒート　)　ドライ　　結果　２位

スタート前に、お父さんが少しエアー圧をいつもより高めでコースに出ました。

スタートで、トップのアクセルオンに少し遅れてしまい、３番手に落ちます。その後も、７番手まで落ちました。ですが、僕はあわてずに走りをよくすることに集中しました。セット変更に合わせた走りが出来て、追い上げることが出来ました。追い上げる途中に、何度も無駄なバトルを仕掛けてくるドライバーもいました。そういうドライバーを抜いた時、抜き返される前にもう一つ前に出て追い上げる、という積極的なレースをしていきました。これは、今回のレースで初めて考えてやってみましたが、うまく出来最終ラップのバックストレートで、トップに立ちました。これでポールは確実と思い、油断した時に１１コーナーで１台抜かれてしまい、２位ゴールでした。

この予選が終わった時に聞いたのですが、今回のような場面では、インをぴったり閉めたら立ち上がりで抜かれるかもしれないけど、２番手が、真後ろについている時のブレーキを少し早めてかけて後ろを詰まらせる形にすることが出来る。と、聞きました。この点を、次回に生かそうと思いました。

(　決勝ヒート　)　ドライ　結果　２位

スタートは、アクセルオンのタイミングはバッチリでしたが、その後のエンジンのふけ上がりがいまいちで、３番に落ちました。途中の混戦の中でだいぶ順位を落としてしまいました。パッシングのタイミングを見計らいながら追い上げていきました。予選のように、どのバトルも冷静に対処していくことで、終盤には、トップ集団に戻り、バトルしました。

最終ラップは、３番で入りました。２コーナーでは抜けたのですが、あえて待って５コーナーで、２番のドライバーがトップを抜くのに着いていき、２番に浮上。その後のタコツボコーナーでトップに立ちました。

バックストレートをトップで走り、真後ろに２番手がついてきていました。ここで僕は、予選でもことを思い出しました。それで、いつもより早めのブレーキングでけん制します。さらに、同時にカートもインに振ってしめました。この時後ろでキュキュっと焦ったブレーキングをする音がしました。防いだと思いましたが、なんと芝生に乗って抜いてきたのです。ぼくは、アウトで粘ると飛ばされそうだったので、引いてしまい２位でゴールでした。

（　反省　）

今回のレースは、土曜日からタイムも伸び悩み、セッティングもいまいちでした。日曜日のレースでも、マシンセットをつめていきながらレースをするという初めてのことでした。ですが、レース中一度も僕は、焦りませんでした。それが、終盤にポジションをトップまで上げられた最大の理由です。予選の失敗で学んだことをすぐ実践できたのは、良かったです。結果は２位でしたが、新しい戦い方を学べました。

今回は、学んだことや自分の自信に出来ることがいっぱいあったレースでした。

応援してくださったスポンサーの方々、本当にありがとうございました。次のレースはいよいよ全国大会です。優勝目指して頑張ります。

ＫＡＲＴ　ＫＯＺＯ　ＲＡＣＩＮＧ

林　　欣司