2010JAFジュニア選手権 第戦 レポート

2010.318.1 in 美浜サーキット

気温 ~℃ 湿度 ~% 天気 晴れ

 8月1日に美浜サーキットで行われた全日本Jr第3戦のレポートを報告します。今回がシリーズの折り返しとなるレースでした。前半2戦が連続2位で、あと少しで勝てずにいました。今回で勝って流れを変えようと思っていました。

<金曜日>天候 晴れ 路面 ドライ

 金曜日はみんながMyエンジンでの走行です。なので、多少タイム差があっても、自分たちのマシンを仕上げていくことに集中しました。いつもの流れでセットアップを進めていき、いい感じになったと思っていました。しかし、1人だけ、コンマ2秒ほど飛びぬけて速いドライバーがいました。コーナーの鋭さも全然違いました。自分も全力で攻めているのに、同じスピードでコーナリングできませんでした。セットアップの方向が違うのかと、いろいろ考えましたが、土曜日になって、みんながレンタルエンジンを載せてイコールコンディションにならないと、本当のタイムは分からないな、と思いました。特に変更はしませんでした。

<土曜日>天候 晴れ 路面 ドライ

 土曜日は、みんながレンタルエンジンでの走行です。ほとんどイコールになって、走りやセットアップの正確な差が出ます。トップとの差も少しは詰まると思っていました。ですが、金曜日と変わらず、1人だけコンマ1~2秒速かったです。15分のセッションが5回しかないので、その差を詰めようと毎回いろんなことを試しました。しかし、最後まで差は詰めれませんでした。

練習走行が終わった後、コースを歩き、なぜトップタイムだったドライバーが速いのか考えました。そのドライバーが走るラインを歩いてみると、そこにグリップするラインがあることを発見しました。走りでよくできそうでした。

<日曜日>天候 晴れ 路面 ドライ

 土曜日の夜にしっかりとミーティングをして、日曜日の走り出しのセッティングを決めておきました。走りのイメージトレーニングもしっかりしておきました。

<公式練習>10分間

 公式練習は、走りの改善に使いました。走りを修正したら、タイムも上がりました。土曜日は、43秒1しか出せかったのですが、42秒台に普通に入っていきました。結果は2番手タイムでした。

<タイムトライアル>7分間

 タイムトライアルは、後ろのほうからスタートしました。追いかけながら、タイムを出しに行きました。後半になるにつれてタイムは上がっていき、かなりいいタイムが出せたと思いました。しかし、結果は0.02秒差負けての2番手タイムでした。

<予選ヒート>15周

 予選ヒートはアウト側スタートになりました。このコースは、1,2,3コーナーが右回りのコーナーで、アウト側はとても不利になります。順位を少しでも、落とさないようにしました。スタートはポジションを落とさず2番をキープできました。タイムトライアルでペースが良かったので、速く前に出てしまおうと思い、2周目の2コーナーでトップに立ちました。集中して走りますが、2番手のドライバーは離れず、9周目に抜き返してきました。しかし、相手のペースも単独では上がらず、楽について行けました。3番手以降が離れていたため、一騎討ちの展開でした。確実にポールポジションを取るために、ずっと後ろについて走りファイナルラップの最終コーナーに照準を合わせました。ですが、そのファイナルラップの最終コーナーで黄旗が出てしまいました。追い抜き禁止となり、2番手でゴールでした。

<決勝ヒート>20周

 予選ヒートはたまたま一騎討ちの展開になりましたが、決勝は混戦になると思っていました。スタートは、ポジションキープができればいいと思っていきました。しかし、ローリングでプラグをかぶらせてしまいました。1回目のスタートは、出遅れたもののやり直しになったのでよかったです。2回目は、絶対にかぶらせないよう、キャブのハイニードルを絞り、用心していきました。しかし、思い通りの加速ができませんでした。完全に失速してしまい、1周目で7番手まで落ちてしまいました。決勝はそれで流れを崩してしまい、焦って走りも悪くなりました。序盤のうちに早く順位を戻していきたかったのですが、ミスを連発してしまい思うようにできませんでした。中盤以降からは徐々に戻していけて、4番手まで回復しました。そして、2番手争いが前で起こっていて、なんとしてでも追いつこうと走りました。ファイナルラップは、前で何かあるはずと思い、ベストのラインを走りました。ですが、3コーナーで少し強引に入られてしまい、そのときにアウト側のタイヤカスを拾ってしまいました。それで、思うように紺とロースで着なくなり、最終コーナーまで連続して抜かれて8位ゴールでした。

<反省>

 決勝では、自分の弱いところが出てしまいました。自分の思い通りに行かなかったときに、気持ちが乱れて、自分の走りができなくなりました。走りが悪くなっているのに、それを何度も続けていて、集団に埋もれてしまいました。しかも、ファイナルラップでは、4番手を死守しなければいけない場面で、「入ってこれないだろう」という油断をしていました。何もかも、自分の責任です。最悪のレースにしてしまいました。

 日頃の生活態度を改善し、性格から直していきます。今まで、自分を過信していました。もっと謙虚な気持ちを持って、努力を続けます。

 今回は本当に多くの方々が応援に来てくださり、感謝しています。と同時に、申し訳ない気持ちです。自分をしっかり見つめ直して、これからも頑張ります。これからも応援よろしくお願いいたします。

KART KOZO RACING

林 周平