SL瑞浪シリーズ 第7戦 レポート

2009.11.1 in 瑞浪レイクウェイ

天気 晴れのち曇り 最高気温24℃ 湿度52~62% 路面状況 ドライ 

タイムトライアル5分/予選ヒート10周/決勝ヒート12周

 今回のレースの具体的な目標は、シリーズランキングのトップを取り戻すことでした。前回のレースで、自分の気持ちの焦りからファイナルラップに接触してスピン。トップ争いしていたのに、18位ゴールになってしまい、ランキングトップを逆転されていました。ですが、差は2ポイントだったので、絶対逆転してみせると思い挑みました。

 土曜日の練習では、午前中うまくいきませんでしたが、午後からキャブレターのセットを変更した途端、一気に調子が良くなりました。マシンも良い感じで仕上げることが出来ました。

 決勝当日、天気予報では午後2時くらいから雨となっていました。午前は曇ったり、晴れたりして、湿度や路面温度の変化が大きく、キャブレターのセットもちょっとずれたり、ぴったりになったりする天候でした。

 朝の公式練習では、しっかりマシンの調子を確かめて走りました。タイムトライアルのために4周だけ走って終えました。調子は良く、タイムトライアルに向けて自信を持っていけました。

 タイムトライアルは、スリップを使ってアタックしたかったので、集団の後ろからスタートしていきました。マシンは思い通りに動いてくれて、どんどんタイムを上げていけました。そして、最後の周に上手くスリップを利用できて、一気にタイムを更新しました。結果、2番手に約コンマ6秒差つけてトップタイムでした。

 タイムトライアルでは、かなり速いタイムを出せましたが、レースになったらそう簡単にはいきません。気を引き締めて挑みました。スタートは上手く決まり、危なげなくトップで1周目を終えました。その後は、2番手のドライバーがずっと後ろについてきました。3番手以降ではバトルが起きて、僕と2番手のドライバーでどんどん後続を引き離していきました。2番手のドライバーが動いたのは残り2周の2コーナーでした。そこでスリップから抜きにきました。僕は焦らず相手の後ろについて、ファイナルラップまで我慢しました。ファイナルラップ、相手はブロックラインを走ったので、クロスラインを使ってコーナーの出口で抜こうとしました。しかし、上手くラインを締められて2位ゴールでした。

 決勝ヒートは、心配された雨も降らず、曇り空で始まりました。スタートは、アウト側の2番手スタートだったので、気をつけないとポジションを2,3個落す可能性もありました。そのため、スタートの加速を遅れないよう意識しました。イメージどおりにいってトップに立つことが出来ました。そのあとは、予選ヒートと同様の展開になりました。スタート後、すぐに3番手争いが起こり、僕と2番手のドライバーとで後続を引き離していきました。一騎打ちの展開で、相手が仕掛けてきたのは、残り2周の2コーナーでした。僕は、またファイナルラップまで後ろで我慢。そして、ファイナルラップの2コーナーで抜きにいって、トップに立ちました。その後の抜きどころであるコーナーはうまくブロックラインで相手をけん制して抑え切ることが出来ました。途中で黄旗区間があったりして、助けられたところもありました。そして、1位でゴールしました。

 今回のレースでは、やっと最後のバトルの駆け引きを上手くまとめられました。今までは、どうしてもファイナルラップまで自分の気持ちを抑えることが出来ず、抜きにいかなくて良いところで抜きにいったりしていました。それで、最終的に自分にチャンスを失っていました。やっとその反省を生かしてレースができました。メンタル面での課題を1つ克服が出来ました。それと、今回の目標だったシリーズランキングトップの逆転も達成できました。

 スポンサー様、応援して下さった皆様に、優勝の報告が出来てうれしいです。本当にありがとうございました。SL瑞浪シリーズは残るところあと1戦となりました。その最終戦では、ポイントが1.5倍で加算されるので、油断できないレースとなります。そこでも、今回のように着実にまとめることが出来れば、良い結果が残せるはずです。必ずチャンピオンを獲れるよう全力でいきますので、これからも応援よろしくお願いします。

KARTKOZO RACING

林 周平