SL瑞浪シリーズ 第7戦 レポート

2009.9.27 in 瑞浪レイクウェイ

天気 曇り 最高気温29℃ 湿度52% 路面状況 ドライ 温度 28

タイムトライアル5分/予選ヒート8周/決勝ヒート12周

 

 

 

 今回のレースはSL全国大会の1週間前に行われたこともあり、いつも以上に勝ちたい気持ちが高まっていました。全国大会に気持ちよく挑みたかったからです。

 

 土曜日の練習ではいつも以上に調子がよく、走りやマシンのセットなど万全の状態に出来ました。決勝に向けて、良い感じでこの日の練習を終えました。

 

 決勝当日は、良い天気で気温も上がり、9月の終わりにしては暑さを感じる日でした。朝の公式練習は新品タイヤ温存の為、マシンの調子だけ確認して、1周で終えました。マシンの調子は前日どおり良かったです。

 

 タイムトライアルでは、絶対にポールポジションが取れると信じて挑みました。1番後ろから、前のカートとの差を広げてからスタートしました。最初から最後まで単独走行で、スリップが利用できなかったのですが、1周走るごとにどんどんタイムが上がり、トップタイムを出せました。結果はトップ3台がコンマ1秒以内に入っていました。

 

 予選ヒートは、レースの展開がよければ逃げることが出来るかもしれないと思っていましたが、瑞浪レイクウェイはスリップストリームが効きやすいコースで、序盤は接戦でした。しかし、レース中盤に3番手以降でポジション争いが始まり、トップの僕と2番にいたドライバーとで後続を引き離して行きました。かなり3番手以降が離れて、残り2周となったところからトップ争いが始まりました。コーナーごとに争って、ファイナルラップの最終コーナーまでポジション争いをした末、2番ゴールでした。

 

 決勝ヒートのスタートでは、インに連なって抜かれて3番にポジションを落しましたが、冷静に戦いトップ3以内に常にいるようにしました。レース中盤、予選ヒート同様の展開となりました。僕がトップで2番手のドライバーと後続を引き離していきました。ずっとその状態が続き、完全にトップ2台の一騎打ちとなりました。そして、残り2周になってから2番手が動いてきました。何度も抜きにきましたが、クロスラインなどで抑え切り、ファイナルラップにトップで入りました。相手がファイナルラップのどのコーナーで抜きに来るかで全く展開が変わります。相手はいきなり1コーナーで抜きに来ました。そしてすぐにブロックラインを取り、僕を抑えきる作戦できました。この後、僕は間違った判断をしてしまいます。次のパッシングポイントである5コーナーで、ブロックラインを走っている相手のさらにインに無理やり抜きにいってしまいました。以前のレースで、ファイナルラップの最初から最後までブロックラインを走られて抜けずに終わってしまったことがあり、僕は「インから抜いたれ!」と思ってしまいました。そして、突っ込んだ時に、コーナー進入の内側にあった砂に足もとをすくわれてタイヤをロックさせてしまいました。そのままトップのドライバーと接触してスピンしました。復帰できたのですが、最後尾ゴールでした。

 

 今回のレースは、直っていたと思っていた「レース中に気持ちが熱くなりすぎる癖」が出てしまいました。一騎打ちの展開で、頭を使えばとても楽な展開だったにも関わらず、焦った行動でレースを台無しにしてしまいました。応援してくださった皆様の気持ちを無視した行動でした。皆さんの気持ちを背負ってレースしなければいけないのに、自分1人のレースをしていました。自分勝手な行動をしないよう、常に応援してくださる皆さんに感謝して行動しなければ、また同じ失敗を繰り返してしまうと思います。5コーナーの勝負で、相手がインから入られないようブロックラインを走っているのに、わざわざリスクの高いインへいかなくても、立ち上がりで抜きにいけばよかったのです。まだ次のタコツボコーナーにもチャンスが残っているので、焦る必要は全く無かったのです。そう考えれば、リスクを減らして必ず結果を持って帰れたと思います。次のレースからは絶対にこのようなミスをしないよう、1レース1レースを本当に大事にしていきます。

 

 応援して下さった皆様、スポンサー様に本当に申し訳がありません。結果は必ず持って帰るよう戦います。これからも僕は進化し続けるのでよろしくお願いします。

 

 

KART KOZO RACING

林 周平